わびさび

「質素で静かなること」
千利休が確立した詫び寂びとは
きっとこういう風情な場所を意味するのかな



いちばん好きな場所で
いちばん落ち着ける場所



















いつも、この滝の前に立つと
なにかを悟れるような気がする
「質素で静かな写真を撮りたい」
自分に与えられた定めに気づいたときから
ほんとの挑戦が始まった
2016-07-24 05:00
せつな
2016-07-01 05:00
全部このままで
以前、近所の先輩とドライブしたときに話ししてもらったこと。
素粒子レベルで見ると、人も草も木も街灯も車もビルも、すべて同じである。
だから人は念によって、天地一切の物質と繋がっているということ。


とけて流れれば、みんな同じじゃないけれど、なんとなくわかる気がした。


森の中、街の中、家の庭でも心の目を開くと、何かを語りかけてこられる気がして、
いろんな被写体を発見できる。









ひとコマひとコマに気持ちを込めて写せば、
その電気信号の中に自分の念が入り込むだろうか。
その作品は心ある人にだけ、何かを伝えることができるだろうか。


目に見えないもので全部が繋がってる
素粒子レベルで見ると、人も草も木も街灯も車もビルも、すべて同じである。
だから人は念によって、天地一切の物質と繋がっているということ。


とけて流れれば、みんな同じじゃないけれど、なんとなくわかる気がした。


森の中、街の中、家の庭でも心の目を開くと、何かを語りかけてこられる気がして、
いろんな被写体を発見できる。









ひとコマひとコマに気持ちを込めて写せば、
その電気信号の中に自分の念が入り込むだろうか。
その作品は心ある人にだけ、何かを伝えることができるだろうか。


目に見えないもので全部が繋がってる
2016-06-23 05:00
悠々として急げ
コンプライアンスって言葉が聞かれるようになってから
テレビがつまらなくなり、人どうしの関係も
ぎすぎすした世の中になった気がする。
誰に遠慮して、かしこまって小さく生きる必要があるのか。

30年以上の付き合いの悪友たちとの宴会では
昔話しで盛り上がり酒がすすむ。
なんか面白いことないかなって話しで落ち着くことはない。

中2の時に中間テスト期間中に学校から家に帰らず
仲間5人でチャリで隣町の模型屋のはしごして
中華屋で晩御飯食べて夜の9時頃に帰ったら
おかんから「あんた○○君と一緒やった? ○○君の親がテスト午前に終わってるけど
うちの子が帰ってこないと学校に連絡して、えらい大騒ぎになってるよ。」
と言われた。
翌日、学校に行ったら職員室の前に並ばされて、担任に一人づつ殴られた。
後で○○君には、みんなでお前の親どんだけ過保護やねんと
なじったの覚えてるけど、人の親になった今にして思えば
午前にテスト終わってるのに、夜になっても子供が帰ってこないって
それは心臓が飛び出るくらい心配になる。
この出来事は、集団家出事件として仲間の間で一生語られる
すべらん話しになっている。

















今にしてみれば笑い話っていう出来事はたくさんあり
いまだに落ち着かない仲間がたくさんいる。
焼肉屋に行って、必ずホットココアを飲む子
50才前にして乃木坂46にのめり込む子
冬の八甲田山を車で登って遭難してたり
鹿児島噴火の日に鹿児島にバンジージャンプしに行ったりと
小さくなった世間を鼻で笑ってる僕らは
何を求めて急いでいるのであろか。。。

テレビがつまらなくなり、人どうしの関係も
ぎすぎすした世の中になった気がする。
誰に遠慮して、かしこまって小さく生きる必要があるのか。

30年以上の付き合いの悪友たちとの宴会では
昔話しで盛り上がり酒がすすむ。
なんか面白いことないかなって話しで落ち着くことはない。

中2の時に中間テスト期間中に学校から家に帰らず
仲間5人でチャリで隣町の模型屋のはしごして
中華屋で晩御飯食べて夜の9時頃に帰ったら
おかんから「あんた○○君と一緒やった? ○○君の親がテスト午前に終わってるけど
うちの子が帰ってこないと学校に連絡して、えらい大騒ぎになってるよ。」
と言われた。
翌日、学校に行ったら職員室の前に並ばされて、担任に一人づつ殴られた。
後で○○君には、みんなでお前の親どんだけ過保護やねんと
なじったの覚えてるけど、人の親になった今にして思えば
午前にテスト終わってるのに、夜になっても子供が帰ってこないって
それは心臓が飛び出るくらい心配になる。
この出来事は、集団家出事件として仲間の間で一生語られる
すべらん話しになっている。

















今にしてみれば笑い話っていう出来事はたくさんあり
いまだに落ち着かない仲間がたくさんいる。
焼肉屋に行って、必ずホットココアを飲む子
50才前にして乃木坂46にのめり込む子
冬の八甲田山を車で登って遭難してたり
鹿児島噴火の日に鹿児島にバンジージャンプしに行ったりと
小さくなった世間を鼻で笑ってる僕らは
何を求めて急いでいるのであろか。。。

2016-05-31 05:00
サクラ散る
2016-04-01 04:00
尊敬できる人
とてもとても尊敬できる先輩。
「名前を売ることより、君の芸術をとことん追求すれば」
と、助言してくれた。
いつも毅然としてた先輩が、父親の葬儀のあいさつで、
泣きじゃくってた。
式場の出口で先輩と硬く握手した、
なんだか涙が止まらなかった。



翌日、先輩から連絡があった。
来てくれてありがとう、嬉しかったと。
こちらこそ、いつも気にかけてくれて、
ありがとう。
「名前を売ることより、君の芸術をとことん追求すれば」
と、助言してくれた。
いつも毅然としてた先輩が、父親の葬儀のあいさつで、
泣きじゃくってた。
式場の出口で先輩と硬く握手した、
なんだか涙が止まらなかった。



翌日、先輩から連絡があった。
来てくれてありがとう、嬉しかったと。
こちらこそ、いつも気にかけてくれて、
ありがとう。
2016-03-31 04:00
路地裏の寸景
息子と男の二人旅

























歩きなれた路地から見知らぬ路地へ一歩踏み出す瞬間
少しの勇気と少しの好奇心と

すべてを受け入れて
寸景を切り取る

















昼食の海鮮丼は美味しそうに食べてたけど、
一緒に歩く路地では、つまらなそうについてきた。

その日の夜、お風呂の中で、
「またあの路地行きたいなぁ~ 」だって。
ほんとは楽しかったんだ。

親の心、子知らずって言うけれど、
子供の気持ちどんだけわかってやれてるか。
感謝の気持ちなんかいらないから、
ただただ、幸せに成長して欲しい。

























歩きなれた路地から見知らぬ路地へ一歩踏み出す瞬間
少しの勇気と少しの好奇心と

すべてを受け入れて
寸景を切り取る

















昼食の海鮮丼は美味しそうに食べてたけど、
一緒に歩く路地では、つまらなそうについてきた。

その日の夜、お風呂の中で、
「またあの路地行きたいなぁ~ 」だって。
ほんとは楽しかったんだ。

親の心、子知らずって言うけれど、
子供の気持ちどんだけわかってやれてるか。
感謝の気持ちなんかいらないから、
ただただ、幸せに成長して欲しい。
2016-02-01 04:00
暮れゆく街で
2016-01-31 06:00
白いフェンス
兵庫県作家協会展に出展してた作品の搬出のため、
原田の森ギャラリーにでかけた。
展示会場で自分の作品の前に立っていると、
年配の女性に声をかけられた。

「この白いフェンスの作品、あなたの作品ですか?」
「はいそうですけど。」
「良かった、私、昨日もここに友達と見に来たんですけど、
友達がこのフェンスが目に焼き付いて取れないって言うんです。
だから、私作品の搬出に行くから撮影した人がどんな方か、
出会って話しを聞いたげると言ったんです。
やっぱり若い方やったんですね。
どうしてフェンスだけ撮ろうと思ったんですか?」
「いえいえ、フェンスじゃなしに、光と影を撮りたかったんです。
僕、街を歩いて光と影を探すのが好きで、こんな写真ばっかり撮ってるんです。
審査員には評価されませんけどね。」
「いえいえ、素敵な作品を見せてもらってありがとう。
フェンスの隅っこが破れてるもの素敵だと話ししてだんです。
これからも頑張って光と影、撮り続けてくださいね!」
深い闇の中に、一筋の光が差した瞬間だった。


いそろくさんの写真、斬新で好きっ!って言われることが、
どんなに偉い審査員の評価より救われる。
その一言で、撮影に費やした時間や努力が報われる。

夢って、強く握れば握るほど壊れちゃうのかな。
ほどよく握ってるほうが叶うのかな。
原田の森ギャラリーにでかけた。
展示会場で自分の作品の前に立っていると、
年配の女性に声をかけられた。

「この白いフェンスの作品、あなたの作品ですか?」
「はいそうですけど。」
「良かった、私、昨日もここに友達と見に来たんですけど、
友達がこのフェンスが目に焼き付いて取れないって言うんです。
だから、私作品の搬出に行くから撮影した人がどんな方か、
出会って話しを聞いたげると言ったんです。
やっぱり若い方やったんですね。
どうしてフェンスだけ撮ろうと思ったんですか?」
「いえいえ、フェンスじゃなしに、光と影を撮りたかったんです。
僕、街を歩いて光と影を探すのが好きで、こんな写真ばっかり撮ってるんです。
審査員には評価されませんけどね。」
「いえいえ、素敵な作品を見せてもらってありがとう。
フェンスの隅っこが破れてるもの素敵だと話ししてだんです。
これからも頑張って光と影、撮り続けてくださいね!」
深い闇の中に、一筋の光が差した瞬間だった。


いそろくさんの写真、斬新で好きっ!って言われることが、
どんなに偉い審査員の評価より救われる。
その一言で、撮影に費やした時間や努力が報われる。

夢って、強く握れば握るほど壊れちゃうのかな。
ほどよく握ってるほうが叶うのかな。
2015-12-11 04:00
Grows to the sun
2015-11-20 04:00
オネスティ
2015-10-31 04:00
高野山をゆく その③海南市の漁港

見知らぬ土地への旅の締めくくりは、やっぱり港かな。


整然と並べられた漁船、
余計な物がない綺麗すぎる港は、
港以上のものを感じることはなかった。
汚れた港は、ゴミの中に人間味みたいな美しいさが存在する。








今日も、日が暮れる
人の世は無常だらけで
太陽とその先の惑星は
常に正確に、ときを刻んでる
2015-09-19 04:00
高野山をゆく その②金剛峯寺

平成27年、高野山は弘法大師さんによる密教の道場建設から、
ちょうど1200年を迎えるらしいです。

お盆前、日本人外国人の観光客でごった返す高野山。
いつも冬に訪れて、静寂な高野山が好きだったけど、
人また人を避けて金剛峰寺の境内を拝観する。





中庭は、にぎかやな表参道とは一変して、
静寂な時間に包まれていた。



















うわべをなぞるだけの観光ではなく、
そこに生きる人達の暮らしを感じてこそ、
訪れる価値があるのかな。
高野山の宇宙を少し感じる旅でした。
次回、高野山をゆく その③海南市の漁港に続く。
2015-08-22 04:00
高野山をゆく その①奥之院
高野山奥之院
自分にとって特別な場所
そこには、母方の大叔母が眠る墓がある
















僧侶だった大叔母は、地方の坊主丸儲けの僧侶ではなく、
厳しい修行の末、霊能力を身に付け、その霊視によってたくさんの人々を苦しみから救った。
結果、霊視が自分の命と引き替えになり、若くしてこの世を去った。
人のために生きた大叔母は、私の誇りだ。

「杉子のおばちゃん再び参りました。 安らかに眠ってください。」
次回、高野山をゆく その②金剛峯寺に続く。
自分にとって特別な場所
そこには、母方の大叔母が眠る墓がある
















僧侶だった大叔母は、地方の坊主丸儲けの僧侶ではなく、
厳しい修行の末、霊能力を身に付け、その霊視によってたくさんの人々を苦しみから救った。
結果、霊視が自分の命と引き替えになり、若くしてこの世を去った。
人のために生きた大叔母は、私の誇りだ。

「杉子のおばちゃん再び参りました。 安らかに眠ってください。」
次回、高野山をゆく その②金剛峯寺に続く。
2015-08-12 04:00
こころ
梅雨の合間、台風近付く間際
湿気が多くて体が重い夕暮れ
思いがけなく、ふと連絡船に飛び乗った







半年ぶりの岩屋港は
もう海開きの準備中












奇跡的に雲の切れ間から
お日様の優しいオレンジ色が







見慣れたはずの景色が
見知らぬ路地になる前に
また訪れるかな


帰りたくなーいって駄々っ子の様に
泣いて泣いて泣き疲れて
波に揺られながら寝てしまうかな
湿気が多くて体が重い夕暮れ
思いがけなく、ふと連絡船に飛び乗った







半年ぶりの岩屋港は
もう海開きの準備中












奇跡的に雲の切れ間から
お日様の優しいオレンジ色が







見慣れたはずの景色が
見知らぬ路地になる前に
また訪れるかな


帰りたくなーいって駄々っ子の様に
泣いて泣いて泣き疲れて
波に揺られながら寝てしまうかな
2015-07-12 04:00
みたされて儚い時間
2015-06-27 04:00
共有するもの
雨上がり港町
雲の隙間からの光を求めて
てくてく歩く路地の光景




















思い出深い港を
ひたすら歩く。。。









お日様が顔だした瞬間
すべての被写体が
まぶしく輝きだした









共有する時間
共有する思い出
形の無い共有物だから
心に深く残るのかな
雲の隙間からの光を求めて
てくてく歩く路地の光景




















思い出深い港を
ひたすら歩く。。。









お日様が顔だした瞬間
すべての被写体が
まぶしく輝きだした









共有する時間
共有する思い出
形の無い共有物だから
心に深く残るのかな
2015-05-17 04:00
初夏の風
土曜の朝
淡路島 岩屋への旅








一人で乗るジェノバライン
こんなに大きく揺れたかな
沖の風はとても冷たく
とてもキツイ日差しが




港に着くと
傷だらけのノラが
アクビしながら迎えてくれた













いつのも海岸にたどり着く
気持ちも大きく波にとけてゆく





岩屋の細くてキツイ上り坂
重い足取りも小さな花に癒されて










帰りの連絡船を待つ
初夏の風を感じながら
淡路島 岩屋への旅








一人で乗るジェノバライン
こんなに大きく揺れたかな
沖の風はとても冷たく
とてもキツイ日差しが




港に着くと
傷だらけのノラが
アクビしながら迎えてくれた













いつのも海岸にたどり着く
気持ちも大きく波にとけてゆく





岩屋の細くてキツイ上り坂
重い足取りも小さな花に癒されて










帰りの連絡船を待つ
初夏の風を感じながら
2015-04-26 04:00
コメント(2)
言葉にならない気持ち
通過できると思ってた扉が開かなかった
すべてがうまくいくとは思ってないけど
桜は潔く散ったけど
無我夢中で頑張ったからこそ
とても悔いが残る



いつも背中を押してくれてありがとう
次の扉を蹴り開ける
強い意志、切ない気持を1コマに込めて
すべてがうまくいくとは思ってないけど
桜は潔く散ったけど
無我夢中で頑張ったからこそ
とても悔いが残る



いつも背中を押してくれてありがとう
次の扉を蹴り開ける
強い意志、切ない気持を1コマに込めて
2015-04-11 04:00
港をゆく
仲間との旅
二人だけの旅
家族との旅
そして
ひとり旅





春の訪れを感じながら
お世辞にもきれいとは言えない二見港を歩いた
うっすら汗をかきながら















船底にペンキを塗る漁師
釣りする人
散歩する人
どこまでも続く港の日常の光景









一生に一度しか撮れない写真
そんなのどうでもいい
日々淡々と歩き
淡々と撮る
ただそれだけ
二人だけの旅
家族との旅
そして
ひとり旅
春の訪れを感じながら
お世辞にもきれいとは言えない二見港を歩いた
うっすら汗をかきながら
船底にペンキを塗る漁師
釣りする人
散歩する人
どこまでも続く港の日常の光景
一生に一度しか撮れない写真
そんなのどうでもいい
日々淡々と歩き
淡々と撮る
ただそれだけ
2015-03-29 04:00
放浪者
2015-02-28 04:00
冬のヒカリ
冬の光は
どこか寂しげで
センチメンタル
でも温かみがあり
春への予感を感じる
新春、山本先生の悲報を聞いた
娘さんの憔悴しきった顔を見るのが辛かった
80歳を超えられてた個人開業医の山本先生
いつも応援してくれてた いつも励ましてくれてた
いそろく君
君の感性は素晴らしい
君の作品はファンタスティックだ
だからもっと、もがき苦しみ
上を目指すんだ
深く尊敬できる人
山本先生のご冥福を
深く深くお祈ります
2015-01-12 04:00
街の風景
ねえねえ、母さん、あの人何撮ってるの?
たぶん街の風景を撮ってるのかな。
そっか、街の風景を撮ってるのか。
綺麗な夕日やもんね。
すれ違う親子の会話。
商店街のアーケードの下、僕をずっと眺めて通り過ぎる男の子。
街の風景を撮ってるんじゃないよ。
街の光を撮ってるんだよ。
2014-12-06 04:00
新しい扉から
友達から、日常の何気ない子供の写真を撮影してと頼まれた。
七五三なんかぜんぜん連れて行ってない。
その帰りにスタジオで撮影する、
着物で作り笑顔の写真、とても高額な料金の一枚、
それって、たんに親達の自己満足やと語ってくれた。
それ聞いたとき、「はっ」とした。
自分の子供達のときは、そうするのが義務のように思ってたけど。
子供がほんとに喜んでくれるのは、
なにげない日常の中にある、一瞬の切り取りなのかな。
この子供達が大きくなって、この写真を見て、
おっ!って思ってくれたら嬉しいな。
一歩一歩つたない小さいな歩み
でも彼には、とても必死で大きな歩み
2014-11-23 04:00
夏の終わりに
2014-10-12 04:00
夢見る頃を過ぎても
友達3人で
おもいっきり笑った
おもいっきりはしゃいだ
週末の播但線

「年をとると、楽しいことなんて無くなるよ」
って、誰かに言われたことあるけど、
そんな卑屈な年寄にはなりたくない。
















週末の播但線
風の中に消えていく
3人の笑い声
おもいっきり笑った
おもいっきりはしゃいだ
週末の播但線
「年をとると、楽しいことなんて無くなるよ」
って、誰かに言われたことあるけど、
そんな卑屈な年寄にはなりたくない。
週末の播但線
風の中に消えていく
3人の笑い声
2014-06-29 04:00
それぞれの休日
2014-06-07 04:00
熊野古道放浪記 その②
熊野本宮大社を出て、あてもなく十津川村方面へ車を走らす。
途中の交差点で、玉置神社まで右折10キロとの看板が目に付く。
「掘りさん、玉置神社って良さそうやね。
右折してもらってもいいですか?」
「はい、いそろくさんのご希望ならどこでも行きますよ!」
交差点を、右折するなり狭い急な登りの峠道に。
「こんな山道を10キロも進むの~」と、
叫びながらハンドル右左に慌ただしく切り返す掘りさん。
いくら登っても頂上が見えず、下界が小さくなっていくばかり。
そのうち白い物がちらほらと空から降ってきたと思ったら
いきなりドカ雪の吹雪になって、一面真っ白。
掘りさんが叫んだ。
「あの~いそろくさん、私、昨日スタッドレスタイヤから
ノーマルタイヤに替えたばっかりやねんけど。。。」
2月に秀明会で、八甲田山で遭難した悪夢がよみがえる。
4月も中旬やのに、恐るべし熊野古道。
なんとか頂上にたどり着くと、玉置神社の駐車場だけが、
ぽつんとあり、標高1000メートル以上で見渡すかぎり山また山。
案内図を見ると、神社へは徒歩30分と書いてある。
掘りさん、「私、寒いから車で待ってます。」

春の薄着で、どうしょうかと一瞬考えたけど、家から5時間もかけて
来たから行くしかないでしょと、威勢よく車から飛び出たけど、
雪があって突風が吹いて寒いのなんの。
「真冬やん~」と叫びながら、本殿へと早足で参道を進む。
しかし参道は、とても神秘的で雪の薄化粧が、さらに美しさを増して、
カメラを向けるのが楽しくて寒さを忘れるほどでした。









本殿へ参拝を済ましてからの帰り道、
なんか急に体が重くなり足が動かなくなった。
もともと風邪ぎみで体調が良くなかったけど、
撮影の集中力とこの寒さでさらに体調が悪化したようで、
駐車場まで帰れないと思って座り込み、
猪年の後先考えず突進する性格がアダになったと深く反省する。
休み休み、なんとか駐車場に戻ると、お日さまが顔出してくれたよ!!

「パワースポット」そんな簡単な言葉では表すことのできない、
何千年も続く幻想的で神秘的な、熊野本宮大社、玉置神社への旅でした。
追伸
その帰りみち、堀さんが十津川村の谷瀬の吊り橋に寄ってくれたけど、
発熱でふらふらしてたため、吊り橋を見るだけで渡ることができませんでした。
けっして高所恐怖症ではございません。。。
途中の交差点で、玉置神社まで右折10キロとの看板が目に付く。
「掘りさん、玉置神社って良さそうやね。
右折してもらってもいいですか?」
「はい、いそろくさんのご希望ならどこでも行きますよ!」
交差点を、右折するなり狭い急な登りの峠道に。
「こんな山道を10キロも進むの~」と、
叫びながらハンドル右左に慌ただしく切り返す掘りさん。
いくら登っても頂上が見えず、下界が小さくなっていくばかり。
そのうち白い物がちらほらと空から降ってきたと思ったら
いきなりドカ雪の吹雪になって、一面真っ白。
掘りさんが叫んだ。
「あの~いそろくさん、私、昨日スタッドレスタイヤから
ノーマルタイヤに替えたばっかりやねんけど。。。」
2月に秀明会で、八甲田山で遭難した悪夢がよみがえる。
4月も中旬やのに、恐るべし熊野古道。
なんとか頂上にたどり着くと、玉置神社の駐車場だけが、
ぽつんとあり、標高1000メートル以上で見渡すかぎり山また山。
案内図を見ると、神社へは徒歩30分と書いてある。
掘りさん、「私、寒いから車で待ってます。」
春の薄着で、どうしょうかと一瞬考えたけど、家から5時間もかけて
来たから行くしかないでしょと、威勢よく車から飛び出たけど、
雪があって突風が吹いて寒いのなんの。
「真冬やん~」と叫びながら、本殿へと早足で参道を進む。
しかし参道は、とても神秘的で雪の薄化粧が、さらに美しさを増して、
カメラを向けるのが楽しくて寒さを忘れるほどでした。
本殿へ参拝を済ましてからの帰り道、
なんか急に体が重くなり足が動かなくなった。
もともと風邪ぎみで体調が良くなかったけど、
撮影の集中力とこの寒さでさらに体調が悪化したようで、
駐車場まで帰れないと思って座り込み、
猪年の後先考えず突進する性格がアダになったと深く反省する。
休み休み、なんとか駐車場に戻ると、お日さまが顔出してくれたよ!!
「パワースポット」そんな簡単な言葉では表すことのできない、
何千年も続く幻想的で神秘的な、熊野本宮大社、玉置神社への旅でした。
追伸
その帰りみち、堀さんが十津川村の谷瀬の吊り橋に寄ってくれたけど、
発熱でふらふらしてたため、吊り橋を見るだけで渡ることができませんでした。
けっして高所恐怖症ではございません。。。
2014-04-29 04:00
熊野古道放浪記
この日、掘りさんと、あてのない旅へ
熊野古道を、気の向くまま風の吹くままに車を走らせ、
熊野本宮大社にたどり着きました。








この日は、天候が不安定で、晴れたと思ったらすぐに雲って、また晴れて。
昼食に入ったうどん屋で、メニューには、うどんしかなかったけど、
そばが欲しいと無理頼んでみたら、そばもできますと言われたんでビックリしました。
昼食を済ませて店を出ると、なんとどしゃ降りの雨。
待ってても仕方ないので、カメラを必死で守って、本宮の駐車場まで猛ダッシュ。
どしゃ降りの雨の中、300mm走った地点で、突然雨がやんで晴れた。
全身べたべた。
店で待ってたら良かった。
猪年の待てない性格がアダに。



熊野本宮大社は、もともと何千年もの間、河川敷にあった。
明治時代、森林の伐採が進み、保水力を無くした山のせいで、
大雨の時、河川が氾濫して、本宮大社は壊滅状態になったらしいです。
その後、現在の高台に移されたようです。
本宮大社の跡地も訪れました。



熊野古道は、神秘的で魅力的な場所がたくさんあります。
次回、秘境の玉置神社編に続く。
熊野古道を、気の向くまま風の吹くままに車を走らせ、
熊野本宮大社にたどり着きました。
この日は、天候が不安定で、晴れたと思ったらすぐに雲って、また晴れて。
昼食に入ったうどん屋で、メニューには、うどんしかなかったけど、
そばが欲しいと無理頼んでみたら、そばもできますと言われたんでビックリしました。
昼食を済ませて店を出ると、なんとどしゃ降りの雨。
待ってても仕方ないので、カメラを必死で守って、本宮の駐車場まで猛ダッシュ。
どしゃ降りの雨の中、300mm走った地点で、突然雨がやんで晴れた。
全身べたべた。
店で待ってたら良かった。
猪年の待てない性格がアダに。
熊野本宮大社は、もともと何千年もの間、河川敷にあった。
明治時代、森林の伐採が進み、保水力を無くした山のせいで、
大雨の時、河川が氾濫して、本宮大社は壊滅状態になったらしいです。
その後、現在の高台に移されたようです。
本宮大社の跡地も訪れました。
熊野古道は、神秘的で魅力的な場所がたくさんあります。
次回、秘境の玉置神社編に続く。
2014-04-27 04:00