5月の夕暮れ

なぜ自然は小さな植物まで雄大なのか。
暮れゆく光に、焦る自分の心がちっぽけなことに気付いて、
シャッター切る指止めた。

なぜ灰色の机にかじり付いてないといけない?
もうしんどいだけ
ちまちま生活費を稼ぐだけの毎日じゃない
こんな光景に出会うために生きている

夕暮れのオレンジを眩しいとバイザー下ろすだけか、
それともその光の階調を感じて心振るわすか。
日常の誰も気付いてない、アートに触れる瞬間、
自分らしさを取り戻した気がした。

子供は、スケッチブックに自由で好きなように書きまくる、
そこには計算も思想も理論も無い、
あるのは夢中だけ。
そんなふうに一眼レフで、時間と空間を切り裂きまくりたい。

夏への一歩
踏み出せたなら